12/24、劇場でのパーティーに顔を出さなかった私の部屋、音のない空間に一人の少女が訪れた。 腰まで伸ばした銀色の髪とそれを結く2つの髪飾り、勝気な表情は作り物のようでありながら力強い美しさ感じさせる、その力強さは音がない世界でも少しも失われない…

12/24、私は夕べのパーティーに顔を見せなかったクランの部屋を訪れる、扉を開く音すらしない空間に彼女は居た。 腰腰まで伸ばした銀色の髪と青く輝くサイバーなデザインのヘッドホン、異常なまでに整った顔立ちは無表情ながらも無愛想であったり怖い印象よ…

私の幼い頃、父が薔薇咲き誇る水薔園へ連れて行ってくれた。そこで初めて会った少女、薔薇園の中にありながらひときわ赤く輝く双眸、月の光を溶かしたような金紗の髪。その美しさに心を奪われた私、嫉妬する私、独占したいと思う私、私の中の沢山の私。甘い…